今回は、イルカちゃんを描きます。
プクプクの泡も、色も自由に✨楽しみましょう！
※イルカ：日本福祉パステルアート協会図案

ふっと耳を澄ますと、
シン…とした静寂ではなく…


小鳥のさえずりや、
木々のざわめき、
ちょろちょろと流れる川の音。


そして目に飛び込んでくる
絵の具を散らしたような
緑色と深い茶色、空色。


あたたかい木漏れ日の
キラキラした光の筋。


息を吸い込むと、
柔らかい緑の匂い。


そんな場所を歩きながら、
今感じることに意識を向けてみる。


がんと告知されてから。
そして治療を受けながら…

本当は言いたかった言葉。
頭を駆け巡ったけれど、
ぐっと飲み込んだ想い。

「不安だし怖いって言いたいけど
心配させちゃうかもしれない」

「前向きでいたいって思ってるけど、
だって出てきちゃうんだもん」

「やっぱり今の私にはできないよね…」


出てきた気持ちには、
良いも悪いもありません。


だけどわたしたちはつい、
その出てきたものをジャッジしたく
なってしまう。


…そんなこと思ってちゃダメだ…
…もっと前を向かないと…


そんなときは、きりかぶに座って、


今感じることを、言葉にしてみませんか？


何が出てきても、出てこなくても、
否定されることはありません。


「大丈夫？」
って心配されることも、
「大丈夫だよ～気の持ちようだって！」
って無理に励まされることもありません。


でも、出てきた言葉を大切に
眺めてみたら、普段気づかずにいることに
気づくかもしれません。


溢れてきた言葉も涙も鼻水も、
全部必要なこと。


だから、もし今、あふれそうな
いろんなものをぎゅっと抱えているなら、
きりかぶにふらりと立ち寄って
もらえたら嬉しいです。


一人でつぶやくのもいいけれど、
誰かと共有することで、
私だけじゃないんだって思えたり、
ちょっと心が軽くなったり
することってありますよね。


そして、誰かのつぶやきから
気づくこともあります。


がんと告知されて、
又は治療中で、あふれそうな
いろんなものを一度おろしたい、
そんなあなたへ。


声に出しても出さなくても大丈夫。


きりかぶでお待ちしています。

※医療の専門家ではないため、
治療や病状についてアドバイスする場ではありません。